よくわかる!自動車保険を選ぶ際の注意点


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図解 補償のかたち

このページで紹介するのは、傷害保険(自分側のけがや死亡などの傷害に備える保険)の図解です。

自動車保険は、相手への補償(損害賠償責任保険)と自分側への補償(各種傷害保険)、および自分の車を直すための車両保険の三つで構成されています。

まず、相手への補償は、任意保険の対人・対物賠償責任保険を無制限にしておけば不足する事態は発生しません。法律上の責任を完全に果たすためには、無制限でかける以外に選択の余地はないと考えます。そのようにすれば、常に自分の責任分の賠償金はまかなわれます。なので、図解は省略します。

次に、自分側への補償(各種傷害保険)です。この部分が万一の死亡や重度の障害が残った場合に重要になる補償なんですけど、保険のかけ方に過不足が出やすい所なので図解をご覧下さい。

最後に、車両保険ですが、基本的に車の市場価値で保険金額が決定されるので、これの図解も省略します。

(1)傷害保険は4種類

自動車保険の傷害保険は、「人身傷害保険」、「搭乗者傷害保険」、「自損事故傷害保険」、「無保険車傷害保険」の4つがあります。人身傷害保険は平成10年頃に開発された比較的新しい保険で搭乗者傷害保険の上位に位置づけられます。

  • 注意!自損事故傷害保険と無保険車傷害保険は、対人賠償保険に自動付帯されることが多い保険ですが必ずしも自動付帯とは限らないので注意が必要です。
  • 注意!人身傷害保険には自損事故傷害保険は付帯しません。(人身傷害保険の補償で十分カバーされるので)
  • 注意!人身傷害保険に無保険車傷害保険を付帯させない保険会社がありますので注意が必要です。
傷害保険の比較表 (表の説明内容と異なる保険会社もあります。)
項目 人身傷害保険 搭乗者傷害保険 自損事故傷害保険
自動付帯が多い
無保険車傷害保険
自動付帯が多い
補償の対象 自動車事故による傷害 契約車搭乗中の傷害 自爆による傷害 無保険車等による傷害
死亡補償 自社基準の損害額 保険金額全額 1500万円 法律上の損害額
後遺障害補償 自社基準の損害額 同上×等級別係数
4%(14等級) ~100%(1等級)
50万~2千万円 法律上の損害額
医療補償 自社基準の損害額 部位・症状別(注1) 入院6千円
通院4千円(注2)
なし
保険金額の上限 無制限または1億円 1千万 ~3千万円 1500万円 2億円(注3)
保険料 高い 安い 込み 込み
他車運転中 × (注4)
歩行中等 × × ×
自損事故 ×
無保険車事故 ×
(注1)例、頭部打撲5万円、頭部挫創10万円等。
(注2)上限100万円
(注3)対人賠償保険金額と同額ですが、対人賠償保険が無制限の場合に限り2億円です。
(注4)他車運転危険担保特約が自動付帯される保険会社の場合に限ります。

(2)傷害保険の組合せは3種類

補償の形の全体像は、保険金が支払われるすべての保険をひっくるめて見ます。傷害保険の組合せは、次の3つです。( )内は、自動付帯される場合が多いです。

A 搭乗者傷害保険( & 自損事故傷害保険 & 無保険車傷害保険)
B 人身傷害保険( & 無保険車傷害保険)
C 人身傷害保険 & 搭乗者傷害保険 (& 無保険車傷害保険)

(3)図解 補償の形(自分側への補償(各種傷害保険))


A 搭乗者傷害保険( & 自損事故傷害保険 & 無保険車傷害保険)

結論を先に書きます。自分の過失割合が大きいと補償不足になります。過失の少ない事故なら搭乗者傷害保険が実際の損害額を超えて図の通り上乗せされるので、俗に言う焼け太りの形です。

搭乗者傷害保険の死亡保障の説明図
搭乗者傷害保険の後遺障害補償の説明図 搭乗者傷害保険のけがの補償の説明図
B 人身傷害保険( & 無保険車傷害保険)

人身傷害保険を無制限にすれば、完全にいかなる時も実際の損害額をカバーできます。補償不足になることはありません。焼け太りもありません。無制限でない場合は、図のピンクの部分が契約保険金額までになります。

人身傷害保険の死亡保障の説明図
人身傷害保険の後遺障害補償の説明図 人身傷害保険のけがの補償の説明図
C 人身傷害保険 & 搭乗者傷害保険 (& 無保険車傷害保険)

Bの組合せに搭乗者傷害保険を付け加えたので焼け太り部分が出来ました。人身傷害保険を無制限にしない場合は、上のBと同じで図のピンクの部分が契約保険金額までになります。

人身傷害保険+搭乗者傷害保険の死亡保障の説明図
人身傷害保険+搭乗者傷害保険の後遺障害補償の説明図 人身傷害保険+搭乗者傷害保険のけがの補償の説明図